2018
07.11

ベルガモットの香りと効能・使い方

アロマセラピー

気品と落ち着きのある洗練された大人の柑橘系

紅茶のアールグレイの香り付けに使われている、というと、香りをイメージできる方も多いのでは。ベルガモットは、柑橘系ですが、オレンジやレモンと違い、食べられない柑橘系。果実は苦味があり、食用には使われていませんが、フローラルな印象をもち合わせた柑橘の香りは、オーデコロンや化粧品の香り付けとして、古くから活用されており、万人に人気のある香りです。

ベルガモットの基本情報


科名:ミカン科
学名:Citrus bergamia
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
主要原産地:イタリア、モロッコ
主な芳香成分:リモネン、酢酸リナリル、リナロール、ベルガプテン

ベルガモットの特徴

香りのタイプ:シトラス
香りの揮発性:トップノート~ややミドルノート
香りの印象:やや弱い
星座:射手座

ベルガモット

どんな香りの印象?


柑橘系の中でもしっかりとした香り立ちで、エレガントさや上品さを持ち合わせた印象の香りです。
柑橘系というと、柚子やミカンなど、日本らしさや和のイメージがある香りも多いのですが、ベルガモットは、香水やアールグレイの香りづけという歴史からも想像できるように、気品ある洗練された香りが、西洋の雰囲気を作り出す香りです。花のような甘さと、落ち着きと清々しさを持ち合わせた香りです。

香りを嗅ぐと、気分をすっきりさせ、落ち着きをもたらすとともに、気持ちを明るく前向きにしてくれます。イライラしたり落ち込んだりしたときには、この香りでリラックス&リチャージがおすすめです。軽すぎない爽やかさで、朝の玄関で元気を出したいときに嗅ぐのもよし、夜に疲れを癒すために嗅ぐのもよしの香りです。

ベルガモットの効果効能は?


主に抗ストレス、鎮静、抗菌機能などが期待できる香りです。
その他の柑橘系と比べて、鎮静作用のある酢酸リナリル、リナロールなどの成分が多いのがベルガモットの特徴。これらは、ラベンダーにも多く含まれる成分ですので、リラックス効果が期待できます。

心への影響

通常、柑橘系の香りは、成分の7割~9割がリモネンで占められていますが、ベルガモットは異なる成分を多くもつため、香りもフレッシュなだけでなく、落ち着きをもった香りとなっています。また、抗ストレス作用にも優れており、憂鬱な気分のとき、イライラしたときにも、心をゆっくりほぐし明るい気持ちにさせてくれる香りです。

身体への影響

消化促進作用などにより消化器系の不調を改善。特に、ストレスなどからくる消化不良などのトラブルにおすすめです。また、肌への影響としては、抗菌作用により、にきびや吹き出物の症状を改善します。こちらも、同様にストレスによる肌トラブルに効果的ですので、イライラしてストレスを感じた心、身体に使ってあげたい香りといえます。

ベルガモットと相性のいいオイル


フラワー系:ゼラニウム、ネロリ
ハーブ系:ラベンダー
ウッド系:ホーウッド、フランキンセンス
シトラス系:オレンジ

どの精油とも相性は良い香りで、使いにくいなと感じる香りもベルガモットをあわせると、香りが落ち着きます。
メインとして使っても、心地よく他の香りと調和しあいます。
ゆっくり落ち着いた香りがほしいときには、ラベンダーやゼラニウムなどのフラワー系の香りのブレンドを、
爽やかさやリフレッシュ感がほしいときには、他の柑橘系の香りとあわせて、すっきりしたブレンドに。
柑橘系の香りとはいえ、香りに落ち着きと複雑さを持っているため、様々な香りとのブレンドによって、色々な楽しみ方をできる香りです。

使用する際の注意点は?


成分に含まれるベルガプテンは、光毒性が強いため、肌につけた場合は、日光や紫外線にすぐに当たらないように気をつけてください。

使うシーンや季節


柑橘ですが、ラベンダーのような優しさを持ち合わせるベルガモットは、生活の中でも、時間帯を問わず、使いやすい香りです。季節もあまり感じさせない香りですが、春にオレンジ、夏にグレープフルーツを使って、冬の近づきとともに落ち着いた色トーンとなる秋が、ベルガモットが一番似合う季節です。
気品や上質さを感じさせてくれる香りは、他の柑橘にはない雰囲気を作り出します。重厚感のある家具をあしらった洗練された大人の空間や、優雅さや気品を持ちあわせたエレガントな印象の空間など、落ち着いたトーンの部屋にあう香りです。様々なシーンであわせやすい香りですので、用途にあわせて、他のアロマオイルとブレンドを楽しみながら、自分好みのベルガモットブレンドとして、お使いいただければと思います。
ちなみに、私は疲れも溜まってきた週の後半、目覚めがあまりよくない朝に、今日も一日頑張ろう、と元気をチャージするときに、ベルガモットの香りを嗅ぎます。気分を明るく元気にしたいときの味方です。

お茶

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アロマ空間デザイナー 武石紗和子

アロマ空間デザイナー 武石紗和子

東京生まれ。香りをデザインするアロマ空間デザイナーとして、 さまざまな企業やブランドのオリジナルアロマづくりに携わり、 香りによるクリエイティブな空間デザインを手掛ける。アットアロマ企業広報も担当。
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