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スパイクラベンダーは、スペインやフランスの山岳地帯を原産とするラベンダーの一品種です。精油は溶解力が大きいことから、ルネッサンス時代の画家たちはこの精油を油絵の希釈剤として使用していたといいます。
スパイク(spike)という名のとおり、花のつき方が穂のようにとがっており、花茎が3つに分かれます。また真正ラベンダーよりも草丈がやや高く、花の色が淡いのが特徴です。他のラベンター種と比べて対暑性が強く、香りもすっきりとしていることから、「男のラベンダー」ともよばれています。




スパイクラベンダーの基本情報

主な成分:リナロール、1,8-シネオール、カンファー
香りの機能:抗菌、抗ウイルス、鎮静
キーワード:爽やか、フレッシュ、力強い

一般的な真正ラベンダーに比べると、スパイクラベンダーはラベンターらしい甘さと、突き抜けるようなシャープな印象をあわせもつフローラルハーブの香りです。
これは、香りの華やかさやフルーティーさを担うリナロールや酢酸リナリルという成分が、他のラベンターに比べて少ないためです。さらに、真正ラベンダーには含まれないカンファーという成分を含むため、フローラルの香りとともに爽やかな清涼感も感じます。
ラベンダーのもつ甘さはあるものの、全体的にすっきりとした印象ですので、普段甘い香りを使うことが少ない方や、濃厚なフローラルの香りが苦手という方にも比較的使いやすい香りです。




C04 クリーンラベンダー

花粉の季節のケアや空気がこもりがちな空間に。
シングルオイル3種で仕上げたシンプルなブレンド。
原料: ユーカリグロブルス、スパイクラベンダー、ニアウリ


D11 ルーセントパープル

透明感のある上質な空間をつくりだします。
香り好きの方にも満足いただける奥行きのある洗練されたブレンド。
原料:イランイラン、スパイクラベンダー、ライム、スペアミント、ユーカリetc.


JD05 粋

日本の情景を感じる人気の香りです。
落ち着いたウッド調にスパイクラベンダーのスッキリとしたやさしさを感じるブレンド。
原料:ヒノキ、ジュニパー、サイプレス、ロサリナ、スパイクラベンダーetc.


使うシーンや季節

ラベンダーといえば、眠る前やリラックスしたいときに使う香りというイメージがありますが、スパイクラベンダーの香りは、真正ラベンダーほど甘くなく、すっきりとした香り立ちなので、日中のデイタイムにおすすめの香りです。仕事や家事の合間に、程よくリラックスしながらやる気スイッチを入れたいときに活用すると、心は癒されながら、頭の中をクリアーにすることができます。前向きな気持ちへと促してくれるような香りですので、アクティブに活動したいお昼間のリラックス&リフレッシュタイムにおすすめです。

カラーイメージも白や淡いパープルなど、シンプルな色を表す香りですので、男女問わず様々なシーンで活用しやすい香りといえます。オフィス空間であれば、休憩室やロッカールームで使用すると、気持ちの切り替えとともに消臭作用も期待できます。清潔感も持ち合わせている香りなので、水回りにもおすすめです。手の届くところにエアミストを置いておき、使用したあとにシュッとひと吹きしてみましょう。天然の心地よい香りがさりげなくふわっと広がり、たちまち心が軽やかになります。

季節としては、春夏によく合います。暑い時期にミント系の香りなどと合わせると、シャープな清涼感がマイルドになり、ソフトな華やかさとともにクールダウンできる空間となります。一方、甘さと穏やかさのある真正ラベンダーは、秋冬の落ち着いた時期や、季節の変わり目となる春先に使用すると、ほっとするような安心感と寛ぎを演出することができます。同じラベンダー種でも、品種によって香りのイメージや働きが異なりますので、季節やシーンに合わせて様々なラベンダーを使い分けてみると、香りの楽しみ方が広がりますよ。

スパイクラベンダーは、香り自体はシンプルでナチュラルですが、ヒノキやジュニパーなどウッド系の香りを合わせたブレンドは、大人の雰囲気漂うちょっとエッジの効いた香りになります。いつもの華やかなラベンダーの香りに飽きてしまったときや、リラックスしたいけど爽やかさのある香りがほしいときなど、程よい甘さと清涼感を兼ね備えたスパイクラベンダーを、ぜひ活用してみてくださいね。