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ライムは香酸柑橘とよばれ、ユズやカボスなどと同様にそのまま食べることよりも、風味や酸味を楽しむことの多い柑橘です。同じミカン科のレモンに比べると実のサイズが小さく、果皮も薄いことが特徴です。
ライムは私たちの身近で市販されている様々な食品の香りづけに用いられ、コーラを始めとする清涼飲料水やお菓子の他、モヒートやモスコミュールなどのカクテルにも使われています。エスニック料理にも欠かせない果実で、爽やかな香りが料理の味を引き立てるととともに食欲をそそります。



基本情報

科名:ミカン科
学名:Citrus aurantifolia
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法、水蒸気蒸留法
主要産地:ペルー、スリランカ
主な芳香成分:リモネン、γ-テルピネン、α-テルピネオール
香りのタイプ:シトラス
香りの揮発性:トップノート
香りの印象:中



香りのもつ機能

ライムの主な成分は、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘にも含まれるリモネンです。リモネンには、神経バランスを整える働きが期待できるため、頭をシャキッとリフレッシュしたい時や、仕事や勉強中の効率アップに役立てることができます。
一方で心を落ち着かせてくれることからストレスケアに用いたりすることもできます。爽快なライムの香りには、頭の中をリセットしてくれるようなリフレッシュ作用があります。考え事が煮詰まってしまった時、やるべき事が立て込んで頭の中がいっぱいになってしまった時などに用いると、気持ちの切り替えをサポートしてくれます。また、集中力アップも期待できるため、仕事や勉強中の効率アップにも役立てることができます。
また、身体面では、食欲増進や消化促進が期待できるため、体調を崩してしまった時などの呼吸器系のトラブル解消にも向いています。
その他、抗菌、消臭、肌の収れんなど様々な作用をもっています。



使うシーンや季節

鮮やかな明るい黄緑色を想わせる、とびきりジューシーなライムの香り。カジュアルで快活なイメージがありますが、グリーン色の果皮ならではの青々しさや、ビターな余韻を感じることから、シトラスの中でもひときわ大人っぽさや洗練された印象を与える香りです。

使うシーンとしては、集中力の向上や心身のリフレッシュを促してくれるため、朝の起きたてや、日中のビジネスシーン、在宅ワーク中のオンとオフの切り替えなどで有効的に活用できます。
ライムの香りは親しみやすく、空間自体を明るく開放的な雰囲気にすることから、大事な会議の場面でのアイスブレークや、コミュニケーションの活性化を目的に演出するという粋な活用もおすすめです。

日常的なナチュラルさと、他の柑橘にはないモダンさをもち合わせたライムの香りは、日々の暮らしに新たなアクセントをもたらし、場の空気感をパッと切り替え、前向きな気持ちにしてくれます。なんとなく気持ちをすっきりさせたい時、また明るく和やかな時間を過ごしたい時など、ぜひ爽やかなライムの香りを取り入れてみてください。



相性のいいオイル

シトラス系:レモン、グレープフルーツ
ハーブ系:ペパーミント、ローズマリー、プチグレン
ウッド系:ホワイトサイプレス、ユーカリ
フラワー系:ゼラニウム、イランイラン


比較的合わせやすいライムですが、とくにミントやローズマリーといったハーブ系の香りや、さっぱりとしたシトラス系とはよく合います。
ライムは香りのメインとして使うことは少なく、ブレンドのアクセントとして使用することで香りがグッと引きしまり、ライムの個性が引き出されやすくなります。 似た柑橘のレモンと比べると都会的で洗練された印象をもち、香りがナチュラルになりすぎた場合やモダンさを表現したい時にほんの少量加えると、印象を大きく変えることができます。



「ヒノキ」をブレンドした香り

B03 シトラスライム

森林浴をしているような、静かで落ち着きのある香りです。ユーカリがブレンドされているため、透明感も感じられます。
原料:レモン、ライム、グレープフルーツ



B06 ミントユーカリ

ミントとユーカリの透明感あふれる香りにライムが加わることで、香りが引き締まり、澄んでいながらもまとまりを感じる香りです。
原料:スペアミント、ユーカリ、ライム



D02 アーバンスカイ

シトラスハーブの爽やかさの中に、ウッドの深さも加わった、エネルギー溢れる香りです。空間へ香りを広げると、爽快でオープンな印象になります。
原料:ライム、ユズ、ユーカリ、ヒノキ、ティートリーetc.